PRIDE
運送業を続けるきっかけ
~この感謝が、私の誇り~
1995年(平成7年)1月17日(火曜日)に発生した阪神淡路大震災で、 私は、東大阪から被災地の支援に当たった。
震源に近い神戸市の市街地(東灘区、灘区、中央区、兵庫区、長田区、須磨区)の被害は甚大で、
東灘区や、中央区まで、医療系器具をメインに、水や使い捨てカイロなど、
生きていくうえで必要な物を、現地まで何往復も運んだ。
トラックが東灘区まで到着すると、 現地の営業のお兄ちゃんたちが、率先してトラックに駆け寄って荷降ろしを行い、
トラックでは運べない地域まで自転車や原付で運んで行く姿を目の当たりにした。
当時の私は、営業のお兄ちゃんたちの言葉に衝撃を受けた。
肉体的、精神的にも限界に近い状態にも関わらず、運転手の私に対して、
「運転手さん、運んでくださってありがとうございます! 僕たちが荷下ろしを行うのでゆっくり休んでてください!
この物資のお陰で助かる人が沢山います。ここまで運んでくれて本当にありがとうございます!」と、
何度も感謝の声をかけてくれた。
営業のお兄ちゃんたちの言葉を聞き、 お互いに厳しい状況なはずなのに、
相手に対して感謝を表す姿に感銘を受けた。
このとき私は、世間で「きつい、汚い、危険の3K」と言われるトラック運送の仕事は、
生活している人達の“ライフライン”の役割を果たしていることを再認識し、
この仕事に対して誇りを持つきっかけとなった。
私は、阪神淡路大震災を通して “命の尊さ”、“人の暖かさ”、“自身の責任”を改めて肌身で感じ、
これからも自分の仕事に誇りをもって、責任をもって取り組んでいこうと決めた。